「録る」だけで終わらない。AIボイスレコーダーの価値
会議、商談、オンライン打ち合わせ、ふと思いついたアイデア――
録音は簡単でも、あとから聞き返してまとめる時間がいちばん重い。
そこで効くのがAIボイスレコーダー。
- 録音 → 文字起こし
- 要点を 要約(「概要」「要検討」「ToDo」などに整理)
- 複数人なら 発言者の識別
- 場合によっては 通話の録音まで
つまり、“議事録を作る作業”を丸ごと軽くする道具です。
ここでは、画像に載っていたモデルのうち M5を除外し、実用度が高い3機種に絞って紹介します。
先に結論|この3つから選べばOK
- 常に身につけて即録音したい → PLAUD NotePin
- スマホと一体で「会話→文字起こし」を最短化 → Notta Memo
- 通話や会議の“録り方”の選択肢が欲しい → HiDock P1
比較表|3モデルの違いをざっくり把握
- PLAUD NotePin:超軽量・ウェアラブル。近距離の会話を“逃さず”記録して後で整理。
- Notta Memo:スマホ背面貼り付け想定。マイク構成が強く、会話の文字起こしまで流れが短い。
- HiDock P1:本体マイクだけでなく、環境によっては通話録音も視野。FAQで条件確認は必須。
※価格は画像記載と公式/販売ページ側で大きな相違は見当たりませんでした(HiDockはセール表記あり)。
1) PLAUD「Plaud NotePin」|“身につける議事録メモ”
こんな人におすすめ
- 仕事中にメモを取る暇がない
- 思いつきや会話の要点を“とりあえず録る”習慣にしたい
- スマホを取り出さずに記録したい
魅力はここ
PLAUD NotePinは、ネックストラップやクリップなどで身につけて使えるタイプ。
「録音→AIで文字起こし/要約」まで持っていけるので、“記録するクセ”を作りやすいのが強みです。

2) Notta「Notta Memo」|スマホ一体で“会話→文字起こし”最短ルート
こんな人におすすめ
- 商談や打ち合わせが多く、会話のログが命
- 「スマホ+AI文字起こし」を手間なく回したい
- 机上でも移動中でも同じ運用にしたい
魅力はここ
Notta Memoはスマホ背面に貼り付けて使う運用が想定されていて、
「録る」までのハードルが低い。結果として、記録漏れが減ります。
テンプレート(定例会議/商談/インタビュー等)で要約精度を上げる思想も相性が良いです。

3) HiDock「HiDock P1」|通話・会議まで“録り方”の幅が広い
こんな人におすすめ
- オンライン会議・通話の情報も残したい
- 本体録音だけでなく、使い方の拡張性が欲しい
- AI要約を「無料でも」試したい(運用コストを抑えたい)
魅力はここ
HiDock P1は“録音の入り口”が複数用意されているタイプ。
ただし、Web調査上もZoom等の録音は接続条件があるなどの記載があり、
「何でも万能に録れる」と決め打ちせず、使う環境(iPhone/PC/イヤホン)を前提に選ぶのがコツです。

選び方|失敗しない“3つの判断基準”
1) 録るシーンは「近距離会話」か「通話/会議」か
- 近距離会話中心:PLAUD / Notta が強い
- 通話/会議も絡む:HiDock(ただし条件確認)
2) “録音ボタンを押すまでの距離”が短いほど勝つ
実際の運用では、性能よりも
「録るまでの面倒さ」=継続できるか が勝負です。
- 常時装着で勝つ:PLAUD
- スマホ一体で勝つ:Notta
3) 要約の使い方はテンプレ型か、後で整理型か
- テンプレで会議/商談を回したい:Notta
- とにかく大量に録って後で整理:PLAUD / HiDock
まとめ|“議事録作業”を減らすなら、まずこの3台
AIボイスレコーダーは「録音機」ではなく、
仕事の後処理(聞き返し・要約・ToDo化)を減らす装置です。
- PLAUD NotePin:身につけて、会話を逃さない
- Notta Memo:スマホ一体で、会話→文字起こしが最短
- HiDock P1:録り方の幅が広い(条件確認前提)
“録音して終わり”から、“録音した瞬間から整理が始まる”へ。
この切り替えができると、仕事が一段軽くなります。
ひとひねり:AIボイスレコーダーは「議事録マシン」じゃない
議事録作成が便利なのは間違いありません。
でもAIボイスレコーダーの本質は、もっと“先”にあります。
AIボイスレコーダーは「議事録マシン」ではなく、
“現場の音声をAIで再利用できるデータに変える装置”です。
会議・商談・移動中の独り言・電話のメモ――
その場で消えていくはずだった情報を、**テキストという「再利用可能な素材」**に変換してくれる。
ここまでくると、価値は「記録」ではなく “素材化” です。
1) 音声が「原稿のタネ」になる(ブログ/資料/提案)
録音→文字起こしのテキストを、ChatGPTなどのAIに入れると、
アウトプットの量と速さが一気に伸びます。
- 企画メモを「読める構成」に整える(導入→結論→根拠→具体例)
- 記事の見出し案を10個出す、比較表に落とす
- 提案資料の“骨子”を作り、足りない論点を補う
- まとめを「1分で読める版」「詳細版」に分岐させる
つまり、AIボイスレコーダーは
“書く前の素材集め”を爆速化する道具として効きます。
2) 「会話ログ」をAIで“仕事の形”に変換できる
議事録はゴールではなく、スタートにできます。
文字起こしした会話をAIに渡して、例えばこんな変換が可能です。
- ToDo抽出(担当/期限/優先度まで整理)
- 返信メールの下書き(丁寧語・結論先出し)
- 次回アジェンダ案(未決事項と決める順番まで)
- 合意点/争点/懸念点の整理(交渉の武器になる)
「記録」から「実行」へ。
この変換を自動化できるのが、AIレコーダー×生成AIの強いところです。
3) インプットが「学びのデータ」になる(講義/YouTube/勉強)
学習用途でも相性がいいです。
音声をテキスト化できれば、AIが“教材”に変換してくれます。
- 要約(超短い/普通/詳細)
- 用語の解説と例え話
- 理解度チェック用のクイズ化
- 自分の状況に当てはめた行動プラン化
聞いて終わりではなく、身につけるために再加工できるのが強い。
だから選び方も変わる:「録音性能」より「素材化のしやすさ」
議事録用途だけなら「録れればOK」になりがちですが、
“データ化してAIで再利用する”前提だと、重視点が変わります。
- 録音開始までが速い(習慣化できるか)
- 文字起こし精度が安定(固有名詞や会話の切れ目)
- 出力が扱いやすい(テキストのコピー/共有/整形のしやすさ)
- 運用コスト(無料枠・プラン・制限)
ここがスムーズだと、録音した音声が
“AIに渡せる資産”として積み上がるようになります。
レコーダーからAIへの使い方テンプレ
AI(ChatGPT等)に文字起こしを貼るときは、これでOKです。
プロンプト例:
「以下の文字起こしを、①要点 ②決定事項 ③未決事項 ④ToDo(担当/期限)⑤次回アジェンダ の形式で整理して。
さらに、相手に送るフォローメールも作成して(丁寧語、結論→理由→次アクション)。」
この一文を入れることで、記事のトーンが
「便利ガジェット紹介」から「仕事のデータ化・再利用の提案」に一段上がります。
さあ、あなたも楽しいAIレコーダーライフを!

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