VA-08 Mk-IIIからLIVEN 8BIT WARPへ給電できた。USB-C PDポートの活用レビュー

VITAL AUDIO VA-08 Mk-IIIのUSB-C PDポートから変換ケーブルを介してSONICWARE LIVEN 8BIT WARPへ給電する構成 DTM・音楽制作

以前、VITAL AUDIO POWER CARRIER VA-08 Mk-IIIを導入し、BOSS GT-1000COREと複数のエフェクターの電源をまとめました。

VA-08 Mk-IIIには通常のDC出力だけでなく、USB PDに対応したUSB-Cポートもあります。このポートをさらに活用できないか試したところ、9V対応のUSB PDトリガーケーブルと商品ページのオプション変換コネクタを使うことで、SONICWARE LIVEN 8BIT WARPにも給電できました。

今回のポイントは、一般的なUSB充電器から給電した話ではありません。電源の起点はVA-08 Mk-IIIです。

実際の接続は次の順番になります。

VA-08 Mk-IIIのUSB-C PDポート → 9V PDトリガーケーブル → オプション変換コネクタ → LIVEN 8BIT WARP

この記事では、実際に動作した構成と、ケーブル購入時に注意したい電圧・端子・極性について紹介します。

VA-08 Mk-IIIのレビューと商品リンク

VA-08 Mk-IIIを導入した経緯や、GT-1000COREと複数のエフェクターを接続した構成については、以前の記事で詳しく紹介しています。

VITAL AUDIO VA-08 Mk-IIIレビュー|GT-1000COREの電源と配線問題をまとめて解決

VA-08 Mk-IIIの商品情報や現在の販売状況は、以下から確認できます。

VA-08 Mk-IIIのUSB-Cポートを使った理由

VA-08 Mk-IIIを導入した目的は、GT-1000COREやコンパクトエフェクターのACアダプターを減らし、机周りの配線を整理することでした。

実際に導入してみると、GT-1000COREはHigh Currentポートから問題なく給電でき、ほかのエフェクターも1台のパワーサプライへまとめられました。

さらにVA-08 Mk-IIIには、USB-AとUSB-Cの出力があります。USB-C側はPDに対応しているため、対応するPDトリガーケーブルを使えば、USB端子を持たない機材にも適切なDC電源を取り出せます。

そこで今回、LIVEN 8BIT WARPの電源もVA-08 Mk-IIIへまとめられるか試しました。

実際に使ったPDトリガーケーブル

使用したのは、Yahoo!ショッピングのLEDジェネリックで販売されているUSB PDトリガーケーブルです。

USB PDトリガーケーブルの商品ページを見る

商品ページでは、9V、12V、15V、20Vの出力電圧が用意されています。LIVEN 8BIT WARPに使用したのは9V版です。

主な仕様は次のとおりです。

  • 入力:USB Type-C
  • 出力:固定電圧
  • 今回選んだ電圧:9V
  • 標準DCプラグ:外径5.5mm/内径2.1mm
  • 極性:センタープラス
  • ケーブル長:約1m
  • USB PD 2.0以上が利用条件

12V、15V、20V版も同じページに並んでいるため、注文時には9V版を選択しているか必ず確認します。

LIVEN 8BIT WARPの電源仕様

SONICWARE公式サイトに掲載されているLIVEN 8BIT WARPの電源条件は次のとおりです。

項目 必要な仕様
電圧 DC 9V
電流 1A以上
プラグ EIAJ3
プラグ寸法 外径4.75mm/内径1.7mm
極性 センタープラス

VA-08 Mk-IIIのUSB-C出力は最大18Wで、9V時には最大2Aに対応しています。そのため公称仕様上、LIVEN 8BIT WARPが必要とする9V・1A以上という条件を満たします。

ただし、電圧と電流だけでは接続できません。プラグのサイズも合わせる必要があります。

商品ページのオプション変換コネクタが必要

PDトリガーケーブル標準のDCプラグは外径5.5mm/内径2.1mmです。一方、LIVEN 8BIT WARPはEIAJ3規格の外径4.75mm/内径1.7mmを使用します。

このため、ケーブルを購入しただけではLIVEN 8BIT WARPへ直接接続できません。

今回は、同じ商品ページ内で選べるオプションの変換コネクタを追加し、LIVEN側の端子に合う状態にして接続しました。

商品ページの選択肢や名称は変更される可能性があります。購入時は、変換後の端子が次の条件に合うことを確認してください。

  • EIAJ3規格
  • 外径4.75mm
  • 内径1.7mm
  • センタープラス

端子の形が似ていても、サイズの違うプラグを無理に挿すのは避けましょう。

実際に接続した構成

今回、動作を確認できた接続順は次のとおりです。

  1. VA-08 Mk-IIIを付属の専用ACアダプターへ接続する
  2. VA-08 Mk-IIIのUSB-C PDポートへ9Vトリガーケーブルを接続する
  3. トリガーケーブルのDC側へオプション変換コネクタを装着する
  4. 変換コネクタをLIVEN 8BIT WARPのDC入力へ接続する
  5. VA-08 Mk-IIIとLIVEN 8BIT WARPの電源を入れる

この構成で、LIVEN 8BIT WARPは問題なく起動し、実際に使用できました。

特殊なケーブルを自作したのではなく、市販の9V PDトリガーケーブルと商品ページで追加できる変換コネクタを組み合わせています。

導入して良かった点

LIVENのACアダプターを別に用意せずに済んだ

LIVEN 8BIT WARPにはACアダプターが付属しません。VA-08 Mk-IIIから給電できたことで、LIVEN専用のACアダプターをコンセントへ追加せずに済みました。

VA-08 Mk-IIIを電源の中心にできた

VA-08 Mk-IIIからGT-1000CORE、コンパクトエフェクター、LIVEN 8BIT WARPへ給電できる構成になりました。

ギター機材だけでなく、小型シンセサイザーの電源も同じ場所へまとめられたのは便利です。大きなエフェクターボードを組まない自宅環境でも、パワーサプライを電源ハブのように活用できます。

USB-C PDポートを有効活用できる

USB-Cポートはスマートフォンなどへの給電だけでなく、適合するPDトリガーケーブルを使うことで、DC電源を必要とする機材にも活用できます。

VA-08 Mk-IIIの出力を余らせず、接続できる機材の選択肢を増やせた点には満足しています。

コンセントと配線を整理できる

機材ごとにACアダプターを増やすと、電源タップが埋まり、机の下の配線も複雑になります。

VA-08 Mk-IIIへ電源を集約することで、コンセント周りが分かりやすくなり、掃除や機材の入れ替えもしやすくなりました。

購入・接続前に確認すること

必ず9V版を選ぶ

LIVEN 8BIT WARPはDC 9V仕様です。今回の商品ページには複数電圧のケーブルがあるため、12V、15V、20V版を選ばないよう注意が必要です。

見た目だけでは区別しにくいため、購入後はケーブルに「9V」とラベルを付けておくと誤接続を防げます。

変換コネクタを忘れない

PDトリガーケーブルの標準端子とLIVEN 8BIT WARPのDC入力はサイズが異なります。今回給電できたのは、商品ページのオプション変換コネクタを使用した構成です。

極性を確認する

LIVEN 8BIT WARPはセンタープラスです。トリガーケーブルと変換コネクタを組み合わせた最終的な状態でも、センタープラスになっていることを確認します。

電圧と端子サイズが合っていても、極性が逆なら機器を破損する可能性があります。

USB-AではなくUSB-C PDポートを使う

VA-08 Mk-IIIのUSB-A出力は5Vです。今回の9V PDトリガーケーブルを使う接続は、PD対応のUSB-Cポートが前提です。

全機材との組み合わせを保証するものではない

今回の構成ではLIVEN 8BIT WARPが起動し、使用できました。ただし、同じ電圧の別機材でも、必要電流、端子、極性が異なる場合があります。

「LIVENで使えたから、ほかの9V機材でも使える」とは限りません。接続する機材ごとに公式仕様を確認してください。

この構成がおすすめな人

  • VA-08 Mk-IIIをすでに使っている人
  • LIVEN 8BIT WARPのACアダプターを増やしたくない人
  • GT-1000COREやエフェクターとLIVENの電源をまとめたい人
  • VA-08 Mk-IIIのUSB-C PDポートを活用したい人
  • 自宅のコンセントや配線を整理したい人
  • 電圧、電流、極性、端子サイズを確認して接続できる人

一方、端子や極性の確認に不安がある場合は、LIVENの公式仕様に適合したACアダプターを使うほうが確実です。

まとめ:VA-08 Mk-IIIからLIVEN 8BIT WARPにも給電できた

VA-08 Mk-IIIのUSB-C PDポートを使い、LIVEN 8BIT WARPへ給電できました。

実際に使用した構成は次のとおりです。

  • VITAL AUDIO VA-08 Mk-IIIのUSB-C PDポート
  • 9V版USB PDトリガーケーブル
  • 商品ページのオプション変換コネクタ
  • SONICWARE LIVEN 8BIT WARP

VA-08 Mk-IIIのUSB-C出力は9V・最大2Aに対応しており、LIVENが必要とする9V・1A以上という条件を満たします。さらに、オプション変換コネクタでEIAJ3端子へ合わせることで、実際に起動・使用できました。

GT-1000COREやエフェクターに加えてLIVEN 8BIT WARPの電源もVA-08 Mk-IIIへまとめられたため、自宅の電源と配線がさらに扱いやすくなりました。

今回使用した9V対応USB PDトリガーケーブルを確認する


FAQ

VA-08 Mk-IIIのどの端子を使いますか?

PDに対応したUSB-Cポートを使います。USB-Aポートは5V出力なので、今回の9V PDトリガーケーブルによる接続とは異なります。

PDトリガーケーブルは何Vを選びますか?

9V版を選びます。LIVEN 8BIT WARPはDC 9V仕様です。12V、15V、20V版は使用しません。

ケーブルを直接LIVENへ挿せますか?

直接は接続できません。ケーブル標準の外径5.5mm/内径2.1mmに対し、LIVENはEIAJ3の外径4.75mm/内径1.7mmです。今回は商品ページのオプション変換コネクタを使用しました。

VA-08 Mk-IIIの出力は足りますか?

VA-08 Mk-IIIのUSB-Cは9V時に最大2A、LIVEN 8BIT WARPは9V・1A以上が公式条件です。公称仕様上は条件を満たし、今回の構成では実際に起動・使用できました。

High Currentポートからも給電できますか?

この記事で動作を確認したのはUSB-C PDポートを使った構成です。High Currentポートを使った接続は今回確認していないため、動作するとは断定しません。

参考情報

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