GIBSON USA / Les Paul Standard 50s P90 Gold Top を買いました。

レスポール、再び

今回はいつもと趣が違うのですが、最近色々なことがあり、我慢するためにもギターでも買わなければやっていけないなという精神状態になり、これを買ってしまいました。

レスポールスタンダード 50s、ピックアップがP90です。昨年ハムバッカーのレスポールスタンダード 50sを購入し、今年はP90を購入するという暴挙。いつかはギブソンと思いながらも一生持つことは無いだろうなと思っていたギブソンのレスポール。まさかの2本所有。生きているといろんなことがある。
ただし、今回は新品ではなく状態の良い中古を購入。

いざ、開封

というわけで、楽器店の段ボール箱に入って届きました。いつもながらギターが梱包されてくる段ボールは非常に大きく、開封にも処分にもかなりの労力を使います。というわけで中古のランクAとされているギターを購入してみたのですが、確かに状態は良くピックガードのフィルムも剥がされてない状態でキズなどもありませんでした。商品説明には付属品無しと書かれてたので、ストラップやレンチといったものは入っていないことを確認。ただシリアルなどが記載されている証明書的なものは入っていました。なぜこれだけは入っているのか謎。傷といえばハードケースに一か所、もしからしたら自分が付けた傷かもしれませんが取っ手の部分が少し破けていました。まぁ、それでも新品から数万円安いと考えると全然問題ありません。

あまりにも状態が良かったので、ひょっとしたら楽器屋さんの在庫処分なのかな、、、とか余計な勘繰りをしてしまいました。改めてスペックを確認してみようと商品ページを検索すると、、、すでにページは削除済み。。。小売業界ではよくある闇かもしれません。

弾いてみる。ハムバッカーとの違い。

まぁ、元のスペックがわからずともレスポールであることに変わりはないので、早速チューニングをして、GT-1000COREにつないで音を出してみました。おおよそ想像していた音が鳴ります。ハムバッカーが各弦が明瞭に鳴るのに対して、P90は弦の音がまとまった感じです。やはりクリーントーンでジャズギターのような甘い音色が心地よいです。ハムバッカーでも十分甘い音が出ていたのですが、それを超える音が出てきました。流石です。フルアコやセミアコも考える時期もありましたが、過去の経験から室内で鳴らすにはこれらのギターはちょっとそぐわないな、、、と思っていたのでソリッドギターで出せる音としてはもう満点ではないでしょうか。歪ませたサウンドも独特の荒々しさがあってよいです。ただ、歪みについてはハムバッカーやストラト、ジャズマスターなど各ギターのそれぞれの良さがあるので、どれが良いかは甲乙つけがたいところです。

P90の気になった点

ただ、一つだけ致命的に気になったのが、ノイズが多い。私の所有するギターの中でもっともノイズが多いかもしれません。ハムバッカーは逆位相にすることでノイズを低減する仕組みになっていて高出力のわりにノイズも少ないです。シングルコイルのピックアップだと最近TEXAS SPECIALに交換したのですが、これも意外に低ノイズでした。それに比べてP90はノイズが乗る。弦に手を当てていても「ジー・・・」といいます。そもそもシールドを何年も変えてないので、シールドを交換するちょうどいい時期だったのかもしれないと思うことにしました。ということでシールドは注文中。

商品画像

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ハムバッカーのレスポール

ちなみに去年購入したレスポールの写真

Les Paul Standard 50s というと、チェリーサンバーストかタバコバーストなのですが、これはショップ別注のDirty Lemon Burstというカラー。ショップのホームページでは通常は60sにしか展開されていないアンバーストカラーっぽく見えまして、これはチャンスだと思い切ってボーナスはたいて購入したのですが、届いてみたら全然違う色でした。。。最初は「なんか違う、、、」ショックを隠し切れなかったのですが、アンバーストと思うとイマイチなだけであり、そういうカラーと思ってみると最高なんですよね。ただ、Dirty Lemon Burstって表現あってるのだろうかこれ。

ちなみにシリアルを見ると、どちらのレスポールとも2024年製でした。ますます闇深いです。

レスポールは不人気モデルなのか

ところでもう10年以上前から

  • ギブソンは品質が落ちた
  • レスポールは人気が無い
  • 時代はフェンダー

みたいな話をよく聞きます。でもこれって本当なのだろうか、という気もします。私がビンテージのエレキギターを触ったことがないのでわからないだけかもしれませんが、今回実際に触ってみて感じたことを書きます。

重厚な佇まい

明らかにレスポールスタンダードには重厚な品格があります。フェンダー系のギターやレスポールスペシャルのようなレスポールスペシャルのようなソリッドボディのレスポールとは明らかに違う豊かさがあります。メイプルの杢目が美しいアーチトップとバインディング、太めのマホガニーネックとギブソンの良い香り。楽器のロマンが詰まっていると思いました。実用性だけにとどまらない品質の良さを感じました。

シンプルなコントロール系統

2ピックアップ、トグルスイッチと4つのコントロールノブ。ストラトやジャズマスターに比べるとだいぶシンプルなコントロールだと思います。シンプルなギターは色々考えなくて済みます。思えばストラトキャスターという大傑作ギターを生み出しながらその先輩格であるテレキャスターが未だに強い支持を受けるのはそのようなシンプルさがあるからかもしれません。あれはスイッチと1ボリューム1トーンですからね。さらにシンプル。音の太さでレスポールとテレキャスを持っていたらある意味完璧なのかもしれません。

そして太い音

これは弾き比べてみないとわかりません。フェンダー系のギターと弾き比べてみて、パワーがあるな、、、という印象を受けました。とくに歪み系ではパワーがある。クリーントーンも低音が厚い。ストラトやテレキャスが線が細くパキッと前面に出てくる音であるのに関して、レスポールはトラックになじむ音だなと扱っていて思いました。逆に前に出そうとするとだいぶ煩くなります。

強い「楽器感」

フェンダーのギターがボルトオンのネックであることに対して、ギブソンは基本的にネックとボディを接着するスタンスです。ボルトオンはコスト削減したギター製造を実現するための画期的な発明だったと思います。しかしレスポールの、セットネック式であること、表面の美しいアーチトップ、バインディングにディッシュインレイなど、楽器を製造しているのだというフェンダーとは違うベクトルのプライドを感じ取ることが出来ます。アンプラグドで弾いた時の生鳴りも非常に良いです。一時期のレスポールスタンダードはウェイトリリーフといって、木部をくりぬいてミニ四駆みたいに軽量化を図った時代もあったようですが、今のレスポールスタンダードはウェイトリリーフ無しでしっかりとした重さがあります。しかしよく考えるとウェイトリリーフしてた方が鳴りが良かったりしないのだろうか、とかそんなことも思います。

弾きやすさ

レスポールスタンダード50sは太めのネック、60sはスリムなネックという違いがあるようですが、実際弾いてみると握ったときにホールド感があり安定します。そして弦高は十分に低く取れているのでなめらかに指が動きます。これは意外な一面でした。逆にストラトなんかはネックが薄くてこれはこれで弾き倒せる感じがあるので、アプローチ方法は様々あれど、という感じがしますね。どちらにせよ、フェンダーに劣るとは思いませんでした。

レスポールは人気が無い?

人気が無いとはどこの判断かが微妙ですが、TC楽器さんのYOUTUBEチャンネルでは全然レスポール売れてると仰ってましたので、実は雰囲気だけかもしれません。確かに昨今の音楽の流行では重厚な音というよりもポップで分離の良い軽い音が好まれているみたいなので、レスポールの重厚な音はメインストリームの音ではないのかもしれません、しかしジャズやメタルなどレスポールが適している音楽も沢山あると思います。余談ですが、改めてレスポールで歪みの音を出してみて、ストラトには出ない音だな、、、と感動しました。

注意事項

もう良いところはたくさん書きましたが、以下のような点は気を付けることです。

  • ヘッドに角度がついているためネックが折れやすい
  • セットネックでネックの脱着が困難
  • 重い

そのくらいですかね、それでは皆さん、良いギターライフを!!

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