エレキギターの代表モデルのひとつでもあるテレキャスター。エレキギターというとストラトキャスター、レスポール、をイメージする方も多いと思いますが、実はテレキャスターはストラトキャスターよりも先に世に出ていて、歴史あるモデルなんです。今日はテレキャスターの魅力や音の特徴を初心者にもわかりやすく解説。フェンダーの人気モデル5選を、入門用から上級者向けまで紹介します。そもそもロックやカントリーに愛される理由とは？
テレキャスターとは？その特徴と魅力
- 誕生：1950年、フェンダー初の量産型ソリッドギターとして登場。
- 特徴1：「ジャキッ」とした鋭く抜けの良いサウンド。コードカッティングやアルペジオに最適。
- 特徴2：2ピックアップ＋3wayセレクターのシンプルな構造。初心者でも直感的に扱える。
- 特徴3：ロック、カントリー、ファンク、ポップスなど幅広いジャンルで使用される。
こう書くとすごく特徴の無いギターのように見えますが、このなんともノーマルな感じが根強く愛されている理由のように感じます。私も代表的なモデルのギターを所持していますが、テレキャスターは音を出してみると、思ったよりも伸びやかでクリーンななかに程よく歪みのあるサウンドを出してくれます。ストラトよりももう少し芯のあるサウンドというか乾いた音がしてくれます。筆者のテレキャスターの指板はメイプルですが、ローズウッド指板も一本欲しいところです。
おすすめフェンダーテレキャスター5選
1. Fender Player II Telecaster
昔でいうFender Mexicoにあたるライン。フェンダーらしさを最も手軽に体感できる人気モデル。モダンなCシェイプネックは手にフィットしやすく、長時間の演奏でも疲れにくい設計です。アルニコ5ピックアップのパワフルでキレのあるトーンは、クリーンでも歪ませても気持ちよく抜けてくれます。ロックからポップスまで、幅広く対応。価格と性能のバランスが良く、初心者はもちろん、中級者のサブギターとしてもおすすめです。お値段は１０万円前後。
2. Fender Vintera II ‘60s Telecaster
60年代のフェンダーサウンドを再現した本格派。ローズウッド指板とスリムなネックが快適な演奏性を実現し、ビンテージらしいやや丸みのあるミッドレンジ重視のトーンが魅力。ハイがきつすぎず、落ち着いたクリーンサウンドを好む方に最適です。ブルース、ジャズ、シティポップなど、メロウなトーンを活かしたいジャンルにマッチします。お値段は15万円ほど。
3. Fender American Professional II Telecaster
現代のプレイヤーのために設計されたUSA製の定番モデル。V-Mod IIピックアップは音の分離が良く、コードでも単音でも埋もれずに主張してくれる印象。すごく使いやすいです。Deep Cネックは握りやすく、演奏中のストレスも少なめ。さらにトレブルブリード回路搭載で、ボリュームを絞っても音が痩せにくいのが魅力。プロ志向の中〜上級者におすすめの一本です。お値段は27万円ほど。
4. Fender American Vintage II 1951 Telecaster
フェンダー初期のテレキャスターを忠実に再現したヴィンテージファン垂涎のモデル。Butterscotch Blondeって憧れのカラーですよね。超かっこいい。アッシュボディとメイプル1ピースネックによる鋭く乾いたトーンは、まさに”本物のテレキャスター”。ブラス製3連サドルのブリッジやナット幅など、細部まで再現された作り込みに感動します。クラシックなトーンを愛する上級者や、こだわり派に強くおすすめしたいモデルです。お値段は30万円ほど。
5. Fender Custom Shop ‘52 Telecaster
職人の手で一本ずつ仕上げられる、フェンダーの最高峰カスタムショップ製モデル。太く芯のあるミッド、歯切れの良い高域、タッチに敏感な反応性はまさに別格。軽いタッチでもニュアンスが乗りやすく、レリック仕上げによる見た目の迫力も魅力。レコーディング、ライブ問わず「一生モノ」の一本を探しているプレイヤーに最適です。お値段は80万円オーバー！
まとめ
テレキャスターは、1本でクリーンからドライブまで幅広い表現が可能なギター。操作もシンプルで、初心者でも扱いやすく、上級者にも愛される音質・質感を持っています。フェンダーの多彩なモデルから、自分のプレイスタイルやサウンドの好みに合った1本を見つけてください。
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